この記事では、実際に7年間働いた経験をもとに、
建設コンサルタントの「きつさ・年収・働き方のリアル」を正直に解説します。
建設コンサルタントという仕事について、
「きついって本当?」
「残業は多いの?」
「給料はどれくらい?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
私自身、建設コンサルタントとして7年間働いた経験があります。
この記事では、その経験をもとに建設コンサルタントのリアルな働き方やきついと言われる理由を解説します。
建設コンサルタントはきついって本当?
【結論】
建設コンサルタントは正直きつい仕事です。
ただし、その分年収は比較的高く、やりがいも大きい仕事です。
また、資格を取得し、一人前になると、手に職がつき大きなキャリアアップを見込めます。
建設コンサルタントの仕事内容
建設コンサルタントは、道路・橋・港湾・上下水道・公園などの公共インフラを「計画・調査・設計・維持管理」を専門技術でサポートするプロフェッショナルです。
具体的には、
・現地調査
・構造計算
・設計図の作成
・発注者との打ち合わせ
・報告書の作成
などが主な業務です。
デスクワークと現地調査の両方があり、チームで協力しながら業務を進めます。
専門知識を活かして、街づくりやインフラに直接関わるやりがいの大きい仕事です。
建設コンサルタントはやめとけと言われる理由
①長時間労働
シンプルに拘束時間が長いです。
私の経験では、平日9時~21時まで、12時間勤務になることも珍しくありません。
1週間で残業なしで帰れるのは1日のみ。
残りの4~5日は、20時くらいまで仕事が続くのが普通です。
19時に帰ると「今日はちょっと早く帰れた」と思えるくらいの感覚でした。
最近は働き方改革も進んでいて、若手は早く帰れる日もありますが、結局ベテラン社員が残る形になることが多いです。
②マルチタスク
建設コンサルタントの仕事は、受注から納品まで半年~1年ほどかかることが多いです。
そのため、1人が担当する業務は1つだけではなく、複数業務を同時並行で進める必要があります。
どの業務も進捗を止めるわけにはいかないので、全体の工程を把握しつつ、遅れが出ないようマルチタスクをこなす力が求められます。
③高い専門技術
建設コンサルタントとして働くには、設計の根拠を発注者に説明できるだけの専門知識が必要です。
そのため、基準書や法律を正しく理解しておくことは必須です。
さらに、基準や規制は時代とともに改定されるため、常に新しい知識をアップデートし続ける努力も求められます。
④責任とプレッシャー
建設コンサルタントは、公共インフラを扱うため、税金が使われる工事に関わります。
そのため、責任は非常に重く、設計ミスが大きな事故につながる可能性もあります。
設計段階から緊張感を持って業務にあたる必要があります。
建設コンサルタントの良いところ
そんな大変な建設コンサルタントの仕事ですが、もちろん良いところもあります。
・大規模な公共事業に携わることができる
道路や橋梁などの大規模な公共事業に携わることができます。
自分が関わったインフラが長年にわたって社会の役に立つため、大きなやりがいを感じられる仕事です。
・自分の仕事が住民の生活を支える
自分の仕事が地域住民の生活を支えていると実感できる点も魅力です。
道路や橋などの社会インフラは、人々の生活に欠かせない存在です。
自分が関わった設計や計画が形となり、長く利用されることにやりがいを感じることができます。
・手に職がつく
建設コンサルタントは、高い専門知識を身につけることができる仕事です。
経験を積み、「技術士」などの資格を取得すれば、キャリアアップも狙えますし、将来的に独立する人もいます。
・給料が比較的高い
労働時間は長い傾向がありますが、その分残業代が支払われるため、給与水準は比較的高い傾向があります。
私の感覚では、同世代と比べても給料は高い方だと思います。
建設コンサルタントの年収【実体験】
建設コンサルタントの年収は会社や役職によって異なりますが、私の7年間の年収を公開します。
| 年次 | 年収 | 前年比 |
|---|---|---|
| 1年目 | 420万円 | ±0 |
| 2年目 | 550万円 | +130万円 |
| 3年目 | 480万円 | –70万円 |
| 4年目 | 520万円 | +40万円 |
| 5年目 | 480万円 | -40万円 |
| 6年目 | 540万円 | +60万円 |
| 7年目 | 550万円 | +10万円 |
給料は、残業時間に大きく左右されていました。
特に3年目は仕事がそこまで忙しくなく、前年より70万円も年収が下がっています。
ただし、「技術士」を取得すると、資格手当なんかがつき、年収50万円ほど上がることも可能でした。
私自身の体験談
私自身、建設コンサルタントとして働いていた頃は、毎日残業が当たり前でした。
しかし、その環境に慣れてしまっていたため、当時はそれほど「しんどい」と感じていなかったのも事実です。
ですが、退職して働き方が変わった今振り返ると、あの働き方は少し異常だったのではないかと感じています。
職場には、残業が当たり前という空気がありました。
仕事はやってもやっても終わらず、高い専門知識が求められるため、日々新しい知識を学び続ける必要があります。
さらに、年次が上がって業務を任されるようになると、責任も増え、むしろ帰る時間は遅くなっていきます。
もちろん、社会インフラを支える仕事であり、やりがいは大きいと思います。
ただ、私自身にはその働き方は合っていなかったと感じていました。
建設コンサルタントが向いている人・向いていない人
建設コンサルタントが向いている人
・インフラに関わる仕事にやりがいを感じる人
よく「地図に残る仕事」といわれています。
道路や橋梁などの社会インフラに関わるため、自分の仕事が社会の役に立つことにやりがいを感じられる人には向いています。
・専門知識を学び続けることが苦にならない人
建設コンサルタントは高い専門性が求められる仕事です。
新しい基準や技術を学び続けることができる人は活躍しやすいと思います。
・人に説明するのが好きな人
建設コンサルタントは、設計内容や計画について発注者や関係者に説明する機会が多い仕事です。
専門的な内容を分かりやすく伝える力が求められるため、人に説明することが得意な人には向いている仕事だと思います。
建設コンサルタントが向いていない人
・ワークライフバランスを重視したい人
会社にもよりますが、繁忙期は残業が多くなることもあります。
プライベートの時間をしっかり確保したい人には大変に感じるかもしれません。
・仕事とプライベートをきっちり分けたい人
業務量が多く、仕事のことを考える時間が長くなりがちな職種です。
・専門分野を深く学ぶことが苦手な人
日々新しい知識を身につけていく必要があるため、勉強が苦手な人には負担に感じる可能性があります。
まとめ
建設コンサルタントは、長時間労働や高い専門知識が求められることから「きつい」と言われることも多い仕事です。
しかしその一方で、社会インフラを支えるやりがいや、専門性を身につけられる魅力もあります。
向き・不向きがはっきり分かれる仕事ではありますが、インフラに関わる仕事に興味がある人にとっては、非常にやりがいのある職種だと思います。
もし「自分には合わないかもしれない」と感じた場合は、建設業界の中でも働き方の違う会社へ転職するという選択肢もあります。
実際、私自身も働き方に違和感を感じて転職しましたが、
建設業界の中でも会社によって働き方は大きく違います。
・残業が少ない会社
・年収が高い会社
・ホワイト寄りの企業
こういった会社は、転職サイトを使うことで効率よく探すことができます。


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